ひざ痛を改善するひざ若返り物質プロテオグリカンとは？

たけしの健康エンターテインメント！みんなの家庭の医学「肩こり&ひざ痛解消法SP」で、ひざ痛を予防･改善するひざ若返り物質「プロテオグリカン」について特集がありました。

プロテオグリカンって何？

プロテオグリカンは、細胞の間や真皮、軟骨に多く含まれる成分で、ヒアルロン酸よりも保水力が高く、スポンジのような役割をします。

軟骨が水分を保って滑らかに動いたり、細胞が水分を保って正常に活動できるのも、プロテオグリカンのおかげです。

プロテオグリカンが発見されたのは1980年とかなり昔なのですが、MRIで分析できるようになったのは、ここ2～3年のことだそうで、これによって、変形性ひざ関節症の早期診断と治療が可能となり、プロテオグリカンが注目されるようになったのです。

ひざ痛のある人とない人で生活習慣に違いはあるのでしょうか？

番組では2人の女性に注目し、普段の生活や仕事ぶり、買い物に出かける様子などについて比較をしていました。

そこで明らかな差が出たのはひざの曲げ伸ばしをしている頻度にあったんです。

普段からひざの曲げ伸ばしをしている女性のほうが、プロテオグリカンの量が多くなっていました。

ひざが痛いとどうしても痛みを避けたくなるものですよね？

痛みを避けようと、実生活でもなるべくひざの曲げ伸ばしをしないようにしてしまいがちですが、それが結果的にプロテオグリカンの量を減らし、ひざ痛をますます悪化させることになってしまっていたのです。

今はひざが痛くなくても、将来ひざ痛になる可能性のある人とはどんな人なのでしょうか？

プロテオグリカンを減らす3大条件には、

が挙げられます。

体重は重ければ重いほど、ひざには大きな負担がかかります。体重50kgの人であれば、その3倍の150kgという負担がひざにかかっており、ひざへの負担が大きければ大きいほど、ひざの軟骨は痛みやすくなるわけです。

軟骨が痛むと、軟骨のスポンジ機能は低下し、酸素や栄養分が吸収しづらくなります。すると、軟骨細胞の代謝が落ち、プロテオグリカンが作りづらくなるのです。

また40歳以上になると、加齢とともに軟骨の変性が進み、プロテオグリカンが作られづらくなります。

さらに、女性は男性の2倍、軟骨の変性が起きやすいことが医学的に証明されているそうです。

これは、女性ホルモンのエストロゲンが深く関係しています。

エストロゲンは軟骨を保護する働きがあるのですが、女性は閉経によってエストロゲンが減ることによって軟骨が傷みやすくなり、プロテオグリカンが作られづらくなるのです。

ひざの若返り物質となるプロテオグリカンを増やすには、ひざの曲げ伸ばしを行うことです。

ひざを曲げたり伸ばしたりすることで、ひざの血流量が増し、ひざの軟骨細胞に酸素や栄養素が運ばれます。

そうすることによって、プロテオグリカンを増やすことができるのです。

このプロテオグリカンを無理なく増やす方法は、

1日3回10分ずつ、合計30分歩くこと

わずか10分でも連続して歩くことで、ひざへの血流量は上がり、プロテオグリカンを増やすことができるのです。

さらに効果をあげるには、なるべくももを上げて、普段より大股で歩くことです。

番組内でひざ痛に悩んでいた女性も、この運動を2週間続けることで、プロテオグリカンの量は増加し、MRIのデータでも10歳も若返り、本人もひざの痛みが和らいだようだと感想をおっしゃってました。

毎日ウォーキングしている映像を見ても、歩き方は見違えるほど若返っていたのがとても印象的でしたね。

ひざ痛をはじめとする関節痛に有効なサプリメントといえば、グルコサミンやコンドロイチンです。

1日3回10分ずつ、合計30分歩くことでプロテオグリカンを増やすことができることが番組で紹介されていましたが、サプリメントで簡単に補うことはできないのでしょうか？

実は、このプロテオグリカンは抽出が技術的にとても難しく、コストもかなりかかるそうです。

そのため、ひざや関節痛対策としてのサプリメントとしては、抽出技術が比較的簡単で、コストパフォーマンスが高い、グルコサミンやコンドロイチンが用いられてきたのです。

プロテオグリカンは含んではいませんが、軟骨や結合組織の成分である、コンドロイチンやグルコサミン、コラーゲンやメチル･スルホニル･メタン（MSM）を含むサプリメントは、ライフプラスの製品にもラインナップされていますので、ぜひ有効活用してみてはいかがでしょうか。