結婚情報サービスによる婚活で20代後輩が連戦連敗したわけ

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先日職場の後輩くんと飲んだところ、その後輩くんがとある結婚情報サービスを利用して婚活に励んでいることが判明。

登録して半年近くたったそうなのですが、なかなか女性側から声をかけてもらうことができず、自分からデートの申込みをしても連敗続きで、デートにこぎつけるのも一苦労だというのです。

彼はまだ20代半ばなので、年収はそれほど多くはないそうですが、ブサメン(顔が不細工なメンズのことをさす)というわけでもなく、女性に対する接し方もけっして悪くはありません。

そんな彼が、連戦連敗とはどういうことなのか、話を詳しく聞いてみると、彼の婚活戦略には大きな間違いが2つあることに気がついたのです。

後輩くんのスペック

  • 年齢:20代半ば
  • 身長:172cm
  • 体重:62kg(やややせ型)
  • 年収:約280万円
  • 学歴:専門学校卒
  • 容姿:癒し系のフツメン

これまでの婚活戦績

  • デートの申込みを受けた数:0回
  • デートの申込みをした数:67回
  • デートを断られた数:64回
  • デートにこぎ着けられた確立:4%

彼は結婚情報サービス会社の提供しているマッチングシステムを利用して、本人の希望の女性を選び出し、67人の女性にデートを申し込むも、64人に断られてしまったというわけです。

いっぽうで、女性側から声をかけてもらったことは今のところなし、という悲しい状況でした。

彼が犯した婚活戦略ミスとは何か?

大金を払って結婚情報サービス会社に登録し、婚活に励んでいる彼は、それほど女性に困るような男にも見えないのですが、どうして連戦連敗を期しているのでしょうか?

そこには婚活をするうえでの彼の戦略ミスがあったのです。

戦略ミス① 年収や学歴などのスペックで足切りに?

結婚情報サービス会社のマッチングシステムは、身長、体重からはじまり、学齢や年収、家族構成など、さまざまな項目から希望する相手を絞り込むこととなります。

これまで女性から声がかからなかったのは、このマッチングシステムによって、彼は早々に足切りにあっていたのが原因と思われました。

マッチングシステムで希望の相手を絞り込むとき、パソコンの検索画面ではこんな感じになっています。

1.希望の年齢を選んで下さい。

  • 設定しない
  • 20~29歳
  • 30~39歳
  • 40~49歳
  • 50~59歳
  • 60歳以上

2.希望の年収を選んで下さい。

  • 設定しない
  • 300万円以上
  • 500万円以上
  • 700万円以上
  • 1000万円以上

3.希望の学歴を選んで下さい。

  • 問わない
  • 高卒以上
  • 専門学校卒以上
  • 短大卒以上
  • 大卒以上

ほかにも、相手がタバコを吸うかどうか、親との同居はあるか、趣味や嗜好などさまざまな希望条件の入力ができます。

ここでちょっと冷静に考えてみて下さい。

自分が短大以上を卒業している女性の場合、果たして中卒や高卒の相手を希望することなどあるのでしょうか?

年収についても、自分の年収以下の男性を希望するような女性はほとんどいないでしょう。

後輩くんは、人間的にもとても魅力的な男性ですが、学歴は専門学校卒、年収は300万円以下でした。

もちろん、女性のなかには、学歴や年収なんて関係ないと考えてくれる人もいるかもしれませんが、そもそも結婚情報サービス会社を利用して婚活をする女性には、学歴や年収などを全く問わないで相手を選ぶような方は少ないのではないでしょうか?

これまで全く女性側から声がかからなかったのは、残念ながら彼の学歴や年収スペックでは、女性がマッチングシステムで検索をかける時点で足切りにあってしまっていた可能性が高いわけです。

自然な出会いから結婚にいたる場合、付き合う時点から学歴や年収を気にするような女性は少ないですよね。

しかし、結婚情報サービス会社のマッチングシステムでは、年収が300万円を超えているか、超えていないか、学歴が専門学校卒か大卒かで、その選択肢から漏れてしまったら、見た目や内面がどんなに素晴らしい男性であったとしても、もう会ってもらうことすらできないわけです。

結婚情報サービス会社のマッチングシステムにおいて、彼の学歴や年収のスペックでは、残念ながら他の男性に勝つことは厳しいわけで、このシステムを利用して婚活をしようとした彼の戦略は、そもそも間違っていたというわけです。

戦略ミス② 20代女性は高嶺の花?

女性との出会いが少なく、結構願望の強い後輩くんは、自分の年齢に近い女性を探してはデートに申し込むものの、なかなか会ってもらうことができませんでした。

でも決して、女性に対して好みがうるさく、いわゆる高嶺の花の女性を狙っていたわけではありませんでした。

彼自身が20代半ばでしたから、希望の女性も同い年か年下の女性をせいぜい希望していたくらいです。

しかし、ここでも彼は間違っていたのです。

結婚情報サービスを利用する20代の女性とはどんな女性でしょうか?

20代の女性であれば、結婚相手としては申し分ない年齢ですから、彼女たちは引く手あまたで恋愛チャンスも多いに違いありません。

にもかかわらず、あえて結婚情報サービス会社に登録している20代の女性は、若いうちに登録して、少しでも条件のいい人、あわよくば玉の輿に乗ろうと考えている方が多いのではないでしょうか?

そういった女性が、300万以下の年収、専門学校卒の男性(後輩くん)を果たして選んでくれるでしょうか?

選んでくれる可能性は、相当低いですよね。

自然な出会いであれば、20代半ばの男性が、20代女性を求めることは、決して“高嶺の花”だなんて言われることはないでしょう。

しかし残念ながら、結婚情報サービス会社に登録している20代の女性の多くは、後輩くんにとってはとてつもなく高嶺の花になってしまっていたわけです。

これが彼が犯した婚活におけるもう1つの戦略ミスだったわけです。

まとめ

婚活に励んでいる後輩くんには非常に悪いのですが、結婚情報サービス会社は彼にふさわしい場(有利に戦える場)ではなかったようです。

若くして高学歴、高収入であったとしたら、きっとモテモテだったのかもしれません。ですが、そもそもそんな男性は結婚情報サービス会社なんて利用しないかもしれませんね。

女性も然り。少しでも条件のいい人を探している女性から選んでもらうには、やはりある程度の年収や学歴がなければ、結婚情報サービス会社を利用する価値はないのかもしれません。

ふられるという失敗を恐れて告白をしない草食系の男性が多いとも聞きますが、結婚という自分の未来を切り拓くには、失敗を恐れていては何もはじまらないでしょう。

後輩くんには、失敗を恐れず、今後もぜひともがんばって欲しいものです。

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