サプリメントが本来のちからを発揮するには、
私たちのからだ(細胞)に、栄養素がしっかり吸収される必要があります。
安全で質の高い、効果の期待できる優れたサプリメントを作っているメーカーは、単に複数種類の栄養素を化学的に合成し、混ぜて固るのではなく、栄養素が消化・吸収されやすいよう、さまざまな工夫を施しているんです。
さて、消化を助けてくれる“酵素”に続いては、相乗効果をもたらしてくれる“他の栄養素”のおはなしです。
健康ブームに流される消費者心理は捨てよう!
昨今の健康ブームによって、テレビや新聞、雑誌などで、さまざまな栄養素の効能が紹介されています。
ビタミンやミネラルなどがもたらす健康への効果について、毎日のように新しい栄養素やその効能が紹介されていたりしますよね。
“コエンザイムQ10”という補酵素が、「老化防止や若返りに効果がある!」
とテレビで放送されたら、翌日からあちこちのドラッグストアで、コエンザイムQ10のサプリメントが飛ぶように売れて、次の入荷日の見通しも立たないほどに。そして、ついにはニセモノのコエンザイムQ10まで出回る始末・・・。そんなニュースもありましたよね。
私たち誰もが健康や美容、若返りに関心が高いため、健康に良いと知ったら、もう試さずにはいられず、その商品を何が何でも手に入れようと奔走してしまうことも。
そんな行動をあなたはとっていませんか?
しかし、そんな、消費者心理に流された行動を続けている限り、あなたは本当の意味で健康にはなれません!
あなたは、そのことに気づいていますか?
栄養素の吸収効率を上げる、他の栄養素の役割とは?
「からだにいいと聞いたのに、それを買うのがどうして間違いなの?」
ってあなたは思うかもしれません。
何が間違いかといいますと、それは・・・
栄養素は、それ“だけ”ではちからを出せない!
からなんです。
つまり、あるひとつの栄養素に
- 血液をサラサラにする
- 老化を防止する
- 免疫力をアップする
といった効果があったとしても、その栄養素だけでは、これらのちからを、じゅうぶんに発揮することができないのです。
「現代人はカルシウム不足だ!」
「女性の骨粗しょう症予防に、毎日カルシウムを摂ろう!」
と聞いて、
カルシウム“だけ”を集中的に摂っても、意味がないわけです。
確かに、骨粗しょう症予防のためにカルシウムだけをとった場合、血液中のカルシウム濃度は、一時的に高まります。
一時的に・・・ですよ。
でも、本来吸収して欲しいはずの“骨自体”には、カルシウム“だけ”では取り込まれないんです!
「じゃあ、どうやったらカルシウムを骨に吸収させられるの?」
と思いますよね。
カルシウムを骨に吸収させるには、この時他の栄養素がいっしょに働いてくれないと意味がないんです。
その栄養素が・・・“ビタミンD”
このビタミンDが、カルシウムと一緒に存在してはじめて、カルシウムは骨に吸収され、骨粗しょう症の予防にちからを発揮してくれるのです。
ですから、「骨粗しょう症には、カルシウムがいい!」と聞いて、カルシウム“だけ”を摂るのは、大きな間違い!
ということなんです。
ただ、ある特定の栄養素が、極端に不足している場合・・・例えば、
- 女性に多い、鉄分不足による“貧血”
- ビタミンC不足による“壊血病”
などの症状がすでに出ている場合は、「単一の栄養素を集中的に摂ることが望ましい」こともあります。
ですが、通常は、栄養素の吸収を助けるために、一緒に働いてくれる、他の栄養素が組み合わされたサプリメントを選ぶべきなんです。
カルシウムの吸収アップにビタミンDが必要であるように、こういった組み合わせは、他にどんなものがあるのでしょうか?
各種栄養素の相乗効果については、
- 鉄の吸収を良くする“ビタミンC”
- ビタミンB群の代謝をスムーズにしてくれる“鉄”
- ビタミンCの活性を助ける“銅”
- ビタミンCの代謝に必要不可欠な“マグネシウム”
- ビタミンB3(ナイアシン)の吸収アップに“リン”
- ビタミンB群とともに代謝に大きく関わっている“硫黄”
- コエンザイムQ10の吸収アップに“レシチン”
などがあげられます。
あなたが選ぼうとしているサプリメントには、栄養素をより吸収しやすくしてくれるための“他の栄養素”はしっかり入っていますか?
パッケージボトルを確認して、内容成分をチェックをしたり、販売元企業のホームページで製品の詳細説明を調べれば、
栄養素の吸収力を、アップするための工夫があるかどうか?
を確認することができるでしょう。
ぜひ買う前に、これらの成分が一緒に含まれているか、を確認してみましょう!
栄養素は単体では役に立たない!一緒に働いてくれる、他の栄養素を含んだサプリメントを買おう!
サプリメント選びで失敗しないための9つのチェックポイント
- 内容成分の表示は明確か?
- 原材料や製品は新鮮か?
- 余分なモノは入っていないか?
- 天然の栄養素を使っているか?
- 胃できちんと溶けるか?
- 低温加熱で加工されているか?
- いろんな栄養素が入っているか? ← 現在のページ
- 製品管理は徹底されているか?
- 製品そのものに特徴はあるか?