私たち現代人にとって、不足しがちな各種栄養素を補うことのできるサプリメントは、
とっても手軽で便利!
ですよね。でも、手軽だからといって、
いくらでも飲んでかまわない!?
なんてことにはなりません。
いくらビタミンやミネラルなどがからだに良いといっても、やはりそこには“限度”というものがあります。
サプリメントを飲むということは、純度の高いビタミンやミネラルなどの栄養素を直接からだに取り込むことになるわけです。
いきなり高純度の栄養素がからだに入ってきたら、さすがにからだはビックリしてしまいますよね。それが、ビタミンやミネラルなどの過剰摂取による副作用の問題です。
『栄養素なんだから、たくさん飲んでも大丈夫でしょ?』
なんて思ってしまいがちですが、サプリメントの飲み過ぎによって副作用を起こしてしまうこともあるため、注意をしなければならないんです。
ビタミン・ミネラルの過剰摂取による副作用について
野菜や果物などから、ビタミンやミネラルなどを抽出して作られる天然サプリメントでさえ、一度に飲み過ぎればからだにとって害となって、副作用を引き起こすこともあります。
具体的にどんな副作用の危険があるかといいますと・・・
- ビタミンAの過剰摂取
- 頭痛、嘔吐、食欲不振、脱毛など。
- ビタミンDの過剰摂取
- 全身倦怠、嘔吐、食欲不振、腎臓障害など。
- カルシウムの過剰摂取
- 腎臓結石、尿路結石、食欲不振など。
- 鉄の過剰摂取
- とう痛、嘔吐など。
- 亜鉛の過剰摂取
- 貧血、発熱など。
- マグネシウムの過剰摂取
- 低血圧など。
このように、サプリメントで特定の栄養素だけを集中的に摂取すると、それが拒否反応となって、さまざまな副作用を引き起こしてしまうかもしれないのです。
また、質の低いサプリメントの場合、ショ糖エステルなどのぞうねん材(増粘材)をはじめとする化学物質が多く含まれているケースもあり、その化学物質がからだに悪影響を及ぼす危険性もあります。
安全で質の高い、信頼のおけるサプリメントを選んでいれば、“特定の栄養素だけを集中的に摂取する”といった極端な行動に走らない限り、ほとんど心配することはないでしょう。
基本的には、サプリメントのパッケージボトルに記載されている、用法・用量をきちんと守ってさえいれば、先ほどの例のような、ビタミンやミネラルなどの過剰摂取による副作用は心配ないでしょう。
サプリメントを飲むにあたって注意が必要な人とは?
サプリメントはとても便利なものですが、先ほどの例のような、過剰摂取による副作用のほか、以下に該当する人は注意が必要です。
- 妊娠している方
- 授乳期のお母さん
- アレルギー体質の方
- 薬を服用中の方
- 小さいお子さん
これらに当てはまる方は、ちょっと注意が必要です。
- 妊娠している方
- ビタミンAを大量に摂り過ぎると、奇形児が産まれる可能性が高まるため。
- 授乳期のお母さん
- 母乳を通して子供に影響を及ぼす可能性があるため。
- アレルギー体質の方
- 原材料に、小麦などのアレルギー物質を含んだサプリメントもあるため。
- 薬を服用中の方
- 薬とサプリメントの相性によっては、薬の効果に影響を及ぼす可能性があるため。
- 小さいお子さん
- 多くのサプリメントは、大人を基準に作られているため、大人と同じ分量のサプリメントを飲ませてしまうと、過剰摂取による副作用を引き起こす可能性があるため。
以上のように、
サプリメントは誰もが気軽に飲めるもの
というわけではなく、
飲む際に注意をすべき人もいる
ということはぜひ知っておきましょう。