サプリメントをなぜ飲むのか?
それは・・・
『普段から不足しがちなビタミンやミネラルなどの栄養素をサプリメントで補ってあげることで、私たち自身が本来持っている“免疫力”や“自然治癒力”をアップさせ、病気の予防をするため』
です。
誰だって、いつまでも健康でいたいし、病気にはかかりたくないものですよね。
もし、サプリメントを飲むことによって病気を予防し、健康を維持できるとしたら・・・
サプリメントはすべての人にとって必要なものなのでしょうか?
それとも、いま現在健康に不安を抱えている一部の人にとって必要なものなのでしょうか?
あなたはどう思いますか?
もしあなたが、
- ストレスなんてまったく感じたことがない!
- 新鮮な旬の無農薬野菜を毎日たくさん食べている!
- 毎日お通じがきちんとあって、便秘なんて経験したことがない!
という方であったとしたら、あなたはまさに“健康”そのもの!サプリメントはまったく必要ないかもしれません。
でも、多くの方が、日々さまざまなストレスを受けながら、日々忙しく仕事に追われたり、外食中心の乱れがちな食生活を送っていたりしませんか?
そんな私たち現代人にとって、もはやサプリメントは“健康に不安を抱えている一部の人たちにとって必要なもの”ではなく、誰にとっても必要不可欠なものになりつつあるのです。
その理由についてお話ししたいと思います。
野菜を食べなくなった日本人
『好き嫌い言わないでもっと野菜を食べなさい!』
なんて、子供のころ母親に口すっぱく言われた経験、あなたにもありませんか?
野菜にはビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれていますから、それを食べることは健康を維持するのにとても重要であることはおわかりいただけると思います。
でも、欲求をなかなか抑えられない私たちは、どうしても自分の好きなものだけを好んで食べてしまいがちですよね。。。
気付けば、ハンバーガーやステーキ、焼肉、牛丼、トンカツといったような、肉類中心の高カロリー食ばかり食べてしまいがち。
その結果どうしても野菜が不足しがちになってしまいますよね?
外食すれば、肉類中心のこってり・がっつり系メニューばかり。
このように急速に食の欧米化が進んでいる日本に対し、ご存知のとおり、海の向こうアメリカやヨーロッパ等では“日本食が健康に良い!”と大ブームとなっています。
日本では、高度経済成長に合わせて、食の欧米化が進んだと言われていますが、アメリカ人に比べれば、まだまだ日本人のほうが野菜をたくさん食べていると思いがちではないでしょうか?
しかし、驚くことに日本人よりアメリカ人のほうが野菜をたくさん食べていた、というショッキングなデータがあるんです。
日本の国民一人あたりの野菜消費量は年々下がっていくいっぽうで、アメリカは1990年代中頃を境に、野菜消費量において日本をとうとう追い抜いてしまったんです。
かつては野菜中心の質素な食生活を送っていた日本人は、高度経済成長が進むにつれ、食の欧米化がますます進んだ結果、野菜消費量は年々右肩下がりで減っていったのです。
ビタミンやミネラルなどの栄養素は、野菜を食べてはじめて得られる貴重なものであるにもかかわらず、こうして日本人はアメリカ人に負けてしまうほど野菜を食べなくなってしまったんです。
さらに、平成25年3月に厚生労働省が発表した「平成25年国民健康・栄養調査報告」にある、年齢別1日あたりの野菜摂取量のデータを見ると、どの年代においても1日の野菜摂取目標350gを下回っており、10年前の平成15年と比較しても、若者の野菜不足がますます深刻化しているんです。
こんな状況で、私たちは普段の食生活の中で、ビタミンやミネラルなどの栄養素をじゅうぶんに摂取できていると言えるのでしょうか?
おそらく、それは大変困難なことだとあなたもわかっていただけることでしょう。
栄養価の低い現代の野菜たち
食の欧米化により野菜を食べなくなってしまった私たち日本人。それでも日々意識して野菜を積極的に食べるように心掛けている人もたくさんいることでしょう。
でも、野菜を積極的に食べている、と思っている人でも、必要な栄養素をじゅうぶん補えていない可能性もあるのです。。。
どうしてかって?
それは、
今の野菜は、かつての野菜ほどじゅうぶんな栄養素を含んでいないから
なんです。
どういうことかといいますと・・・
野菜に限ったことではありませんが、多くの食べ物には“旬”がありますよね?
旬とは、魚介類・野菜などの食材が、他の時期よりも新鮮で、おいしく食べられる時期を指しますが、ただ単にその食材がおいしいというだけではありません。
その食材に含まれる栄養素も、旬の時期がもっとも多く含まれているんです。
ビニールハウス栽培などの栽培技術や、品種改良の技術が進歩したおかげで、今では多くの野菜が一年中簡単に手に入るようになり、とても便利な世の中になりました。
でもそのいっぽうで野菜そのものに目を向けてみると、本来の旬をはずれた野菜たちの栄養価は、旬の時期の野菜と比べて栄養価が半分以下に減ってしまうものもあるんです。
また、旬の時期の野菜であっても、現代の野菜は品種改良によって野菜独特のえぐみなどがなくなり食べやすくなった反面、その栄養価が著しく低下してしまった野菜もたくさんあるんです。
たとえば、ビタミンAやカロテンが豊富に含まれる緑黄色野菜の一つであるニンジンも、その栄養価は昔の野菜と比較すると栄養価は3分の1とも言われています。
このとおり、普段から野菜を積極的に食べていると思っている人でも、野菜そのものの栄養価が減ってしまったため、じゅうぶんな栄養素を補えていないケースもあるのです。
栄養価の低くなってしまった野菜では、これまでの何倍もの量を食べない限り、昔と同レベルの栄養素を摂取できないわけなんです。
野菜の栄養素を吸収しにくいからだ
- 野菜を食べなくなった日本人
- 栄養価の減ってしまった野菜を食べている現代の私たち
そんな状況にさらに追い討ちをかけるように、栄養素を吸収しにくいからだになってしまっている日本人が最近急増しているそうです。
ベストセラーとなった、『胃腸は語る』(新谷弘実著)
すでに読んだ、という方もたくさんいらっしゃることでしょう。
この本の中で新谷弘実先生は、
食の欧米化、肉類中心の食生活によって、日本人の腸が汚れてきてしまっていることを、自身の仕事である内視鏡検査を通して強く実感し、本の中で警告をされています。
もともと日本人の腸は、肉類中心の食生活を送ってきた欧米人と比べて、“腸の長さ”そのものも違っているそうで、肉類中心の食生活に合うような作りにはなっていないそうです。
にもかかわらず、食の欧米化によってますます肉類中心の食生活を送ることで、じゅうぶんに食べ物を消化することができないまま腸を通過することで日本人の腸は徐々に汚れていき、その結果栄養素を吸収しにくいからだとなってしまっているというんです。
そのため、いくら栄養価の高い旬の野菜を食べたとしても、腸で栄養をじゅうぶん吸収できないまま、腸を素通りしてしまっている・・・かもしれないんです。
こんな腸が汚れた状態で、必要な栄養素をじゅうぶん補えるのでしょうか?
・・・もちろん無理ですよね?
これまで述べてきたように、単に野菜を食べなくなっただけでなく、野菜そのものの栄養価も下がり、しかも栄養を吸収しにくいカラダになってしまっている、という現実の中に生きているのがいまの私たちなのです。
ですから、足りない栄養素を外部から補ってあげる必要が出てくるわけです。
それでもあなたは、サプリメントは不要だと言い切れますか?
こんな現代に生きる私たちだからこそ、健康を維持するためにサプリメントは誰にとっても必要不可欠なものだと言えるわけです。