楽天で大人気のカゴメ野菜生活100を私が飲まないと決めた3つの理由

catch-189

先日レビュー記事「サンスター健康道場「緑黄野菜」を徹底レビューしてみてわかった事実」を書いてみて、ほかの野菜ジュースも気になってきました。

そこで、今回は楽天ランキングで常に上位にランクインしている、カゴメ「野菜生活100 オリジナル」について調べてみたのですが、残念ながら私にはあまり魅力を感じることができませんでした。

飲まないことに決めた、私なりの理由を書いてみたいと思います。

カゴメ野菜生活100の主な特徴

catch-188

楽天ランキングでも常に上位にランクインしている、カゴメ野菜生活100。1995年の発売以来、今年で20周年を迎えるそうで、パッケージデザインも刷新されたそうです。

製品は、にんじんを中心に、緑・赤・黄・紫、カラフルな21種類の野菜と3種類の果実をブレンドしたものとなっており、200mlの紙パッケージタイプですと、1日の野菜摂取目標値350gの3分の1にあたる、120gの野菜が使われているそうです。

社会人になりたての頃は、不規則な食生活を少しでも改善しようとコンビニで買って飲んだりしてましたが、当時は野菜汁50%、果物汁50%だったのに対し、今の製品は、野菜汁60%、果物汁40%となりており、若干野菜が多く占めています。

含まれる原材料

野菜(にんじん、ピーマン、ほうれん草、アスパラガス、小松菜、クレソン、かぼちゃ、紫キャベツ、ブロッコリー、メキャベツ(プチヴェール)、ビート、赤じそ、セロリ、レタス、はくさい、ケール、パセリ、なす、たまねぎ、だいこん、キャベツ)、果実(りんご、オレンジ、レモン)、香料

含まれる栄養成分

エネルギー:67kcal、たんぱく質:0.7g、脂質:0g、糖質:15.7g、食物繊維:0.3〜1.4g、ナトリウム:28〜73mg、カルシウム:19mg、カリウム:330mg、ビタミンK:0〜11μg、葉酸:0〜7μg、α-カロテン:770〜6700μg、β-カロテン:3300〜12000μg、ショ糖:4.7g

私が飲まないと決めた理由とは?

20代半ばには朝食時にお世話になったこともありますが、今回いろいろ調べてみて、残念ながら魅力を感じることができなかったので、私は今後は飲まないことに決めました。

理由① 含まれる栄養素が少ないから

若い頃は、野菜生活100を毎日1本飲むだけで、不足しがちな栄養素を補えるんじゃないか、って勝手に思い込んでいました。

あらためて含まれる栄養素の量を調べて、正直がっかり…。

12種類の野菜と3種類の果物が原材料として使われているので、いろんなビタミンやミネラルがたくさん摂れると期待していたのですが、唯一そこそこ入っているのが主要野菜のにんじんから摂れるβ-カロテンくらい。

それでも、3300〜12000μgとかなり誤差があります。

野菜は採れる国(産地)や季節によって、含まれる栄養素に違いが生じるのはわかりますが、それでもこのバラつきは気になるレベルでした。

他の栄養素のカルシウムも、19mgとごくわずか。

牛乳200mlでカルシウムは約230mg補えるのに対し、野菜生活100で補えるカルシウムは10分の1以下なんですよね…。

うーん、がっかりです…。

理由② 含まれる食物繊維もごくわずかだから

他にも期待していたのが、食物繊維ですが、これも0.3〜1.4ほど。

1日30gを目標としたい食物繊維は、100分の1〜30分の1しか含まれていませんので、野菜生活100で食物繊維を補おうという考えは、どうやら捨てたほうが良さそうですね。

野菜ジュースの多くは、原材料から出る食物繊維(特に不溶性食物繊維)は口当たりを悪くしてしまうため、絞りカスをこして取り除いています。野菜生活100も同じで、飲みやすさと引き換えに、せっかくの貴重な食物繊維も捨ててしまっているわけです。

うーん、もったいない…。

理由③ 余分なモノが含まれているから

公式サイトによると、砂糖・食塩・甘味料は使われておらず、野菜ジュースは野菜を加熱して細胞壁を柔らかくし、破砕して細胞壁を壊しているので、栄養素(リコピン、βカロテン)の吸収率が高まる、と書いてあります。

しかし、原材料をよく見ると、「香料」が含まれていました。

私の考えとしては、栄養補給を目的に摂る健康食品には、栄養素以外の余分なモノは加えるべきではない、としているので、この香料が気になってしまいました。

ただ、この製品に使われている香料は、植物原料から抽出した「天然香料」となっているそうです。メーカー側としては、加熱によって減少してしまう香りを補い、飲みやすさを追求するためでしょうが、私には不要なモノでしかありませんでした。

また、製造工程において、加熱や粉砕によって栄養素を抽出しているそうですが、この加熱処理によって、せっかくのビタミンも壊してしまっているため、含まれるビタミンがわずかになっているんでしょう。

野菜などから栄養素を抽出する際は、ビタミンを壊さない低温加熱処理が用いられるべきですが、製造コストが非常にかかるため、1個75円前後のお手ごろ価格レベルの製品では難しいのでしょう。

まとめ

楽天ランキングで常に上位にランクインしている「野菜生活100」ですが、真剣に健康増進を目的とする製品としては、含まれる栄養素や食物繊維も少なく、とても物足りない感じがしました。

どうしてこれだけ人気があるのか、正直私にはわからないほど…。

あえて言うなら、200mlという量が飲むには手軽であること、ネットなら1個75円前後とお手頃価格であること、野菜嫌いな子供には飲みやすい味付けであること、カゴメというブランド力、などが人気の理由なのでしょうか。

摂取できる栄養素の量を考えると、この程度の量なら私が20年間愛用しているサプリメントで補うほうが、ずっと効率的で、効果も期待できると思いました。

野菜ジュースだけで必要な栄養素をじゅうぶん補えないことはもちろん理解していますが、気休め程度のモノであれば、いくら安くても、飲み続けることにあまり意味はないかなと思って、私は飲まないことに決めました。

もしあなたが栄養を補うことを目的に健康食品を摂るのであれば、使われている原材料の種類や量に惑わされず、摂取できる栄養素についてしっかり調べてから選ぶことをおススメします。

シェアする

フォローする