当ブログ『今井雅之さんが大腸がんステージⅣであることを告白。大腸がん予防のために今できることとは?』でお伝えしていた俳優の今井雅之さんですが、残念ながら5月28日に54歳という若さで亡くなられました。
このニュースをご覧になって、「自分は大丈夫だろうか?」と不安になった方も多いことでしょう。
2015年には、女性のがん死亡者数で1位、男性では3位となると予想されている大腸がんですが、どうすれば予防することができるのでしょうか?
統計予測データでみる大腸がんの脅威
2015年のがん統計予測データによると、2015年にがんで死亡する人の数は、男性219,200人、女性151,700人、男女計で約37万人にのぼると予測されています。
その死亡原因を多い順に並べると
男性 | 女性 | |
第1位 | 肺がん | 大腸がん |
第2位 | 胃がん | 肺がん |
第3位 | 大腸がん | 胃がん |
となっており、今や大腸がんは、男女とも死亡原因の上位に来ています。
大腸がんは自覚症状が出にくいがんと言われているため、血便などの症状があっても単なる痔だと思ってしまう人が多いようです。
その結果、精密検査の受診が遅れてしまい、発見された頃にはかなりがんが進行してしまっているケースもあります。
先日亡くなられた、俳優の今井雅之さんも、ステージⅣと宣告される前に、病院を替えて精密検査を受けるなどの処置をすれば、あんなに若くして亡くなることもなかったのかもしれません。
食の欧米化が大腸がんを増やす原因に!
男女ともに大腸がんが増え続けているのは、
「食の欧米化」
によって、日本人が野菜を食べなくなり、肉類中心の食事となったことが原因だと言われています。
事実、日本人の1日あたりの野菜摂取量を年齢別に見てみても、厚生労働省が推奨する、1日350グラムの野菜摂取目標に対して、どの年齢層も目標値を大きく下回っていることがわかります。
比較的野菜を多く食べていると思われる60代~70代においても、1日あたり300グラム程度となっており、慢性的な野菜不足の状態にあります。10年前の平成15年と比較しても、いかに私たち現代人が野菜を食べなくなったかが一目瞭然です。
野菜には、腸をきれいに掃除してくれる“食物繊維”が豊富に含まれていますが、このグラフでわかるとおり、野菜摂取量が減っていることは、つまり野菜から摂れる食物繊維の量も減っていることとなります。
ちなみに、国が推奨している食物繊維の摂取目標は何グラムだと思いますか?
国の推奨する摂取目標は、1日30グラムです!
しかしいっぽうで、現代の私たち日本人の平均的な食物繊維の摂取量は、
たったの13グラムしかないそうです。
腸にすむ善玉菌と悪玉菌
腸は、私たちが口にした食物に含まれる栄養素を吸収してくれる大事な器官です。
そこには、100兆を超える菌がすんでおり、善玉菌と悪玉菌がお互いの勢力範囲を広げようと常に戦っています。
野菜などから得られた食物繊維は善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やしてくれますが、肉類などのタンパク質は、悪玉菌のエサとなって悪玉菌を増やす一方、善玉菌を減らしてしまいます。
そのため、肉類中心の食事を続けていれば、腸内バランスは崩れ、腸内フローラは荒れ果ててしまうことでしょう。
悪玉菌が増えることが、どれだけ悪影響を及ぼすのかといいますと…。
悪玉菌は有毒物質を増やし、腸そのものの免疫力を低下させるため、発がん物質に対する抵抗力を弱め、大腸内にポリープやがんができやすい環境を作ってしまうといわれています。
善玉菌には、この悪玉菌を無毒化する働きがあり、乳酸や酢酸、酪酸などを作り、腸のなかを弱酸性の環境に保つことによって、酸性の環境が苦手な悪玉菌を減らしてくれます。
WHO(世界保健機構)の国際がん研究機関が発表したデータには、食物繊維をたくさん摂取した人(1日平均31.9g)は、少ない人(12.6g)よりも大腸がんの発生率が25%も低いという結果が出ています。
つまり、悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす食物繊維をたくさんとることは、大腸がんの予防の最善策だと言えるでしょう。
守れていますか?がん予防のための新12か条
大腸がんに限らず、がんの原因の35%が食生活によるもの、そして30%は喫煙であることがわかっています。
ということは、食生活の改善と禁煙を行うことで、がんの原因の65%を取り除くことができるわけです。
国立がんセンターでは、『がん予防 新12か条』というものを掲げています。
- たばこは吸わない
- 他人のたばこの煙をできるだけ避ける
- お酒はほどほどに
- バランスのとれた食生活を
- 塩辛い食品は控えめに
- 野菜や果物は豊富に
- 適度に運動
- 適切な体重維持
- ウイルスや細菌の感染予防と治療
- 定期的ながん検診を
- 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
- 正しいがん情報でがんを知ることから
なんと、12か条のうちの8か条が食生活に関連しており、いかにがんと食事や生活習慣の関係が深いかがわかるかと思います。
大腸がんに限った話ではありませんが、がんの予防をするには、がんにならないような日常生活を送ること(1次予防)と、定期的な検診を受けて、がんの早期発見、早期治療をすること(2次予防)が大切です。
- がんの1次予防とは?
- 食生活の改善と禁煙の徹底。動物性脂肪を減らし、食物繊維の多い野菜などをたっぷり摂ること。ヨーグルトなどの乳酸菌は胆汁酸を酸化させる腸内細菌を減らし、カリウムは二次胆汁酸と結合して体外に排出させる作用があるため、大腸がんの予防効果が期待できます。
- がんの2次予防とは?
- 大腸がんは50歳を超えるころから増えてくるため、1年に1回は定期健診を受けて、早期発見、早期治療をすることで、完治が期待できます。
大腸がんは自覚症状が出にくいこともあるため、2次予防の定期健診による早期発見も重要となってきます。
大腸がんの検診には、人のヘモグロビンだけに反応する免疫学的潜血反応という方法を取り入れた『便潜血検査』が有効です。
これは、便の中に含まれる微量の血液(ヒトヘモグロビン)の有無を調べる検査で、2日間の便を1セットとして実施します。この便潜血検査による大腸がん検診は、早期発見そして死亡率の減少に有効であることが証明されています。
にもかかわらず、検診の受診率は、40歳以上の人口の30%未満と大変低く、また便潜血が見つかっても、その後の大腸内視鏡検査などの精密検査を受けない人も多く、大腸がんによる死亡率を上げる要因ともなっているのです。
便潜血検査で「陽性」の判定が出る人は、検査を受けた人の約7%で、そこから大腸がんが見つかる確立は陽性の人の2~3%程度と言われています。
つまり、陽性の人でも95%以上は、がんではないのです。
検査というのは何かと気が重くなりがちですが、早期発見、早期治療が非常に有効である大腸がんにいたっては、積極的に検診を受けることが大切です。
1日2杯からはじめよう!食物繊維を手軽に摂る方法
大腸がんの予防に重要となるのが食物繊維を摂って腸内バランスを良い状態に保つことですが、その一方でどの年齢層においても慢性的な野菜不足にある現代の私たち。
野菜をもっと食べましょう!
と言うのは簡単ですが、実際はなかなか難しいですよね?
そこでお奨めしたいのが、サプリメントで食物繊維を補うことです。
1日に必要といわれる食物繊維は、30グラム。
その半分近くをサプリメントで補うことができれば、あとは普段の食事の中で野菜を意識して摂れば、目標の1日30グラムを楽にクリアすることができるでしょう。
ライフプラスのマルチビタミン・ミネラルサプリメント「デイリーバイオベーシックス」には、2種類の食物繊維がバランスよく含まれており、水溶性繊維が8グラム、不溶性繊維が5グラム、合計13グラムの食物繊維を摂取することができます。
便秘に悩む女性のなかには、食物繊維を意識して摂取しているのに便秘がなかなか改善されない、と悩んでいる方もいらっしゃいます。
しかし、そういう方の多くは、水溶性の食物繊維と、不溶性の食物繊維をバランスよく摂っておらず、どちらかに偏ってしまっていることが多いようです。
その点、デイリーバイオベーシックスなら、特に意識することなく、水溶性の繊維と不溶性の繊維をバランスよく摂取することができますのでとっても楽なんです。
摂取する方法もいたって簡単です!
デイリーバイオベーシックスに付属するスプーン2杯(26.6g)を、ミネラルウォーターに入れてシェイクして飲むだけです。
私の夫は20年、私は16年ちかく愛用していますが、おかげさまで便秘に悩んだことは一度もありません!
便秘の改善はもちろん、大腸がんの予防にもつながる食物繊維の摂取に、あなたもサプリメントを活用してみてはいかがでしょうか?
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