私は2歳ころにアトピー性皮膚炎を発症し、社会人生活をスタートさせた23歳には成人アトピーにかかり、赤ら顔や頭皮の湿疹、全身に広がる発疹でさらなる地獄のような日々を送りました。
あれから約20年。あるサプリメントとの出会いがきっかけとなって、おかげさまで今では自分でも驚くほど症状は改善しました。
そんな私が当時実践していた、抗酸化サプリメント(プロアンセノルズ)の飲み方をご紹介します。
赤ら顔で悩み、人を直視できなかった辛い日々
アトピー性皮膚炎は、私が物心ついた頃から学生時代はずっと付き合ってきた病気なので、いつ頃、どの程度の症状が出るかは、だいたいわかっていました。
汗をかく夏場、皮膚が乾燥する冬場などに、首や腕、ひざ裏にきまってアトピーの症状が出るんです。でも、長年付き合ってきた病気だけに対処方法もわかっていたので、成人アトピーを発症するまでは、まだマシでした。
でも、成人アトピーはこれまでのアトピーの症状とはまったく違って、発疹はほぼ全身に出るし、顔は赤ら顔でむくんだような状態に。
日中にもかかわらず、まるでお酒を飲んだような感じになるので、周囲の人も気になって
「顔どうしたの?」
って聞かれるんですよね。さらに症状が進むと、目の周りが黒ずんだようになって、顔色が明らかに悪い状態に・・・。
そんな顔色の悪い私を見ると、そりゃあ、周りも気になって声をかけずにはいられないでしょうね。もちろん本人たちには悪気はないのですが、聞かれた側としても
アトピーだから・・・とは言えなかったんです。
成人アトピーって、私が悩んでいた20年前は周りにはほとんどいなかったんです。だから、どうして赤ら顔をしているのか、なぜ目の周りが黒ずんでいるのか、なんて周囲の人はわからないんです。
当時の私はアトピーであることを周囲の人にはなんとなく恥ずかしくて言えなくて、隠そう隠そうとしていたように思います。
人の目ばかりが気になり、話しかけられてもその人の目を見て話すことができなくなっていきました。
自分の顔が相手にどう見えているのかが気になったり、アトピーでボロボロになった肌を見てバケモノのように思われてるんじゃないかとか、悪いほう悪いほうに考えてしまうんです。
そのうち、声をかけてくれる友人も私から遠ざかっていくようで、孤独感ばかり感じ、どうして自分だけこんな目に合うんだと悩む毎日でした。
苦味を感じながら、舌のうえで味わってから飲む!
成人アトピーで悩んでいた私を救ってくれたのが、抗酸化サプリメントとの出会いでした。アトピーの原因の一つに、過剰に発生した活性酸素があり、この活性酸素を撃退するために、抗酸化サプリメントがいいらしいとインターネットで知りました。
ワラにもすがる思いで、海外製の抗酸化サプリメントを手に入れ、すぐに飲み始めたんです。
OPC(オリゴメックプロアントシアニジン)という強力な抗酸化パワーを持ったサプリメントの錠剤をただそのまま飲むだけでは、体内にしっかり吸収されないんではないかと思って、私が実践したのが、錠剤を奥歯で細かく噛み砕き、舌の上でその味を味わってからミネラルウォーターで胃に流し込むという飲み方でした。
錠剤は胃の中で30分以内に溶けるように作られているのですが、より細かい状態のほうが吸収されやすいんではないか、と思ったんです。
さらに、この抗酸化サプリメントはとっても苦い味がするんですが、舌でその苦味を味わうこともカラダにいいんではないか、って思ったんです。
化学的な根拠があるわけでもないんですが、良薬は口に苦し、って言いますから、なんとなくそうしてみたんです。
この苦味が苦ければ苦いほど、活性酸素を強力にやっつけてくれるんだ、と当時はそう思いながら飲んでいました。
こうして抗酸化サプリメントを飲み続けているうちに、いつしかボロボロだった肌のうえに一枚の膜ができたようになり、象の皮膚のようなゴワゴワしていた肌はしだいに柔らかくなり、少しずつ症状が改善していったんです。
この飲み方がよかったのか、ハッキリしたことはわかりませんが、錠剤をそのまま飲むよりも私には効果があったように感じました。
どうせ効くはずないと疑って飲むよりも、この苦味が効くんだと自分に言い聞かせながら飲むほうが効果的だと私は思います。
もしあなたが私と同じように成人アトピーで悩んでいるのなら、抗酸化サプリメントをこんなふうに飲んでみてはいかがでしょうか?