ライフプラスのサプリメントが人気があるのは、医療レベルの高品質サプリメントを80年にわたり提供し続けてきたことだけではありません。
他社にはない製品の特徴として、OPCの発見者である、ジャック・マスケリエ博士自身が“本物”だと認めている、正真正銘のOPCを主成分とした抗酸化サプリメント『プロアンセノルズ』を取り扱っている企業であることです。
ですが、このOPCを主成分とするサプリメントは、現在世界中の多くの会社から販売されており、その数は700種類以上とも言われています。
それだけに、類似品も多く、
ライフプラスのOPC製品と他社のOPC製品は何がどう違うのか?
が非常にわかりづらくなってきているのも事実です。
そこで、あらためてOPCについてまとめてみることにしました。
OPCとは?
OPCの正式名称は、オリゴメリック・プロアントシアニジン(Oligomeric ProanthoCyanidins)と言い、『OPCs』や『OPC』と略されます。
OPCは、水溶性ポリフェノールのプロアントシアニジンをはじめ、40種類以上のフラボノイドからなる「フラボノイド混合物」です。
ビタミンCの20倍、ビタミンEの50倍もの抗酸化パワーを持っているとも言われ、フランス保健省でも血管の保護作用がある医薬品として公的にも認められており、今では世界中でOPCの研究がなされ、数多くの製品が販売されています。
OPCの5大機能
OPCが私たちの身体にもたらす機能は主に5つあります。
- 1.強力な抗酸化力
- ビタミンCの20倍、ビタミンEの50倍もの抗酸化力を持ち、細胞の酸化を強力に防ぎます。
- 2.強力な抗炎症力
- 体内で起こるさまざまな炎症に対して、消炎、鎮痛の作用があり、痛みを和らげる作用があります。
- 3.血流改善機能
- 末梢血管を拡張し、血液をサラサラにし、血流を改善する作用があります。
- 4.コラーゲン結合機能
- 皮膚や体内のコラーゲンやエラスチンと強く結合し、再生させるとともに、コラーゲンの分解を抑制する働きがあります。
- 5.血糖値を下げる機能
- 糖尿病患者の血糖値を下げたり、血圧を正常に保つ働きがあります。
他にも、関節や筋肉、血管、皮膚、心臓、靱帯、健などの組織を、もとの弾力ある状態に戻す効果や、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状の緩和など、さまざまな効果・効能が報告されています。
OPC発見の歴史
世界中が航海と探検に明け暮れていた大航海時代の1535年の冬のことでした。
フランス国王フランソワ1世の命令で北アメリカ大陸(現在のカナダ)を探検中だったフランス人の探検家ジャック・カルティエ(Jacques Cartier)は、セント・ローレンス川をさかのぼっている途中で寒波に襲われ、氷河によって行く手を阻まれてしまいます。
氷河が溶けるまでの数ヶ月の間に、野菜や果物などの新鮮な食べ物は底を尽き、船員たちは塩漬けの肉やビスケットなどの保存食で耐え忍ぶ中、多くの船員が、体力が低下して衰弱したり、極端な疲労感に見舞われるなどの症状で苦しみ、多数の犠牲者が出ました。
そして、船員110人のうち25人を壊血病で失うこととなり、残る85人のうちの50人も瀕死の重症に苦しんでいました。
壊血病とは、ビタミンCが長期間欠乏することによって発症する病気なのですが、当時は原因がわからず、海賊以上に恐れられていた病気でした。
この時代、ひとたび航海に出れば、数ヶ月は海上で暮らさなくてはならず、長い航海の間に新鮮な野菜や柑橘類を入手するのは大変困難だったのです。
そのため、大航海時代の船員は慢性的なビタミンC不足に陥ることが多く、その結果壊血病を発症していたのですが、氷河に行く手を阻まれてしまったジャック・カルティエ率いる船団の船員たちも、この時同じ状況にあったわけです。
しかし、そんな彼らを救ったのは、先住民族のネイティブ・インディアンのヒューロン族から与えられた「アネダ(anneda)」という、大西洋岸に成育する松の樹皮を煎じたお茶だったのです。
カナダのケベック地方に住んでいた彼らは、13世紀もの昔から先祖代々、そこに生育していた松の樹皮から採れる樹液を“薬”として用いていたと言います。
これが、OPCの驚異的なパワーが示された、歴史的な瞬間だったのかもしれません。
それから約400年の時が流れ…。
当時25歳だったジャック・マスケリエ博士(現フランス・ボルドー大学名誉教授)は、ケベック大学の客員教授としてカナダに渡ってきます。
そこで彼はある研究を依頼されます。
それは、ピーナッツを包んでいる薄皮の赤い色素に毒性があるかどうかの研究でした。
ピーナッツから油をしぼった後に残った、薄皮を含むカスを、動物の飼料にできるかどうか調べるために依頼されたものでした。
その後、博士は赤い物質に毒性がないことを証明し、さらに化学構造の研究に取り組みます。
そして1947年、ついにピーナッツの薄皮からオリゴメリック・プロアントシアニジン(Oligomeric ProanthoCyanidins)というポリフェノールの一種を取り出すことに成功したのです。これがOPC発見の瞬間でもありました。
博士は、この発見したOPCに対して「Pycnogenols」(※(s)が付きます)と名付けました。
その後さらに研究を続けることで、OPCが血管強化作用を持つことが解明され、血管を保護する薬も開発されたのですが、原料であるピーナッツの薄皮が手に入らなくなってしまいます。
輸入元のセネガルでピーナッツの殻は砕かれ、ナッツの部分だけが輸入されるようになってしまい、赤い薄皮だけを入手することができなくなってしまったのです。
マスケリエ博士は、赤い薄皮のポリフェノールが、ナッツの部分の油脂成分が酸化したり腐ったりするのを防いでいる、と考えていたため、これと同じ組み合わせが考えられる植物を他に探すことにしました。
そして、地元フランス南西部のランド地方に古くから生育するフランス海岸松の樹皮に、生態に有効なポリフェノール性フラボノイドであるOPCが多量に含まれていることを発見したのです。
さらに、このフランス海岸松に含まれるOPCの成分が、ジャック・カルティエの探検記録にあった、壊血病から船員を救った「アネダ(anneda)」という松の樹皮の成分に酷似していることも突き止めたのでした。
フランス南西部ランド地方に群生するフランス海岸松
ジャック・マスケリエ博士がOPCを抽出する原料として注目したフランス海岸松は、フランス南西部のランド地方に群生しています。
しかし、この辺りはもともと乾燥した砂漠地帯で、不毛の地と呼ばれていました。
今から約150年ほど前、19世紀のナポレオン3世の時代に、この土地に防風林・砂防林の目的で松が植林されたことが始まりでした。
このランド地方は、昼と夜の温度差が大きく、晴天の日が年間320日以上と、非常に強い紫外線が1年中降り注ぐ土地であったため、この土地に生育できる植物として松が最適だったのです。
普通の松の木は、成木になるまでに数十年~百年かかると言われていますが、このフランス海岸松の成長力は凄まじく、約17年ほどで成木になるそうです。
現在も植林は続けられ、その広さは約9,700キロ平方メートルにもなり、東京都と神奈川県、千葉県の3県を合わせた広さにも相当します。
強い紫外線と潮風に年中さらされる過酷な環境のもと、フランス海岸松はその樹皮を厚くすることで、紫外線による酸化から身を守るよう進化していきました。
そして、日本の松の樹皮と比較して2倍近くもあるその分厚い樹皮に、抗酸化物質であるOPCを多量に蓄積していたのでした。
さまざまなOPC製品
ジャック・マスケリエ博士が発見したOPCは、その後も研究が続けられた結果、高い抗酸化パワーにとどまらないその有益性に企業も注目し、今では世界90ヶ国以上でおよそ700種類ものOPC製品が販売されていると言われています。
「OPC」をそのまま商品名の一部にしたものや、「松の樹皮エキス配合」とうたった製品もありますが、OPCを有効成分とした製品としては例えば以下が挙げられます。
- ピクノジェノール®(pycnogenol)
- フラバンジェノール®(flavangenol)
- エンゾジノール®(enzogenol)
これらはどれも有効成分に“OPC”を使っている点では同じもののように思えますが、名称はそれぞれ違っていて、私たち消費者は混乱していまいます。
いったい、何が違うのでしょうか?
実は、これらの違いは、
- 登録商標の違い(登録した会社の違い)
- 原料の松の種類の違い
にあったのです!
登録商標名 | ピクノジェノール® | フラバンジェノール® | エンゾジノール® |
---|---|---|---|
登録会社 | ホーファーリサーチ社 | (株)東洋新薬 | エンゾ・ニュートラシューティカルズ社 |
所在地 | スイス | 日本 | ニュージーランド |
原料 | フランス海岸松の樹皮 | フランス海岸松の樹皮 | ニュージーランド産 パイナスラジアータ松の樹皮 |
ロゴ |
こうやってまとめてみると一目瞭然ですよね。
OPC製品の多くは、フランス南西部に生育する「フランス海岸松の樹皮」を原料としていますが、エンゾジノールについては、ニュージーランド北部に生育する、「パイナスラジアータ」という松の樹皮を原料としている点に違いがあります。
ほとんどのOPC製品は、ホーファーリサーチ社や東洋新薬によって抽出され粉末状に加工されたOPCを原料として仕入れ、そこに各社独自の栄養素を加えたりして、自社のオリジナルOPC製品として販売しているようです。
例えば、ホーファーリサーチ社のwebサイトには、原料を卸している企業名が記載されており、日本でホーファーリサーチ社の原料を購入している会社は13社(2015年4月調べ)となっていました。また、そこにはよく耳にする大手製薬会社の名前もありました。
以上のことから、OPC製品は何百種類もありますが、原料の供給源をたどれば、およそ上記の会社にたどり着くのではないでしょうか。
OPC製品の正しい選び方
フランス海岸松の樹皮からOPC成分を抽出して作られる数々のOPC製品。
その中身(品質)は、どれも同じと思っていいのでしょうか?
実はそこに落とし穴があるんです。
なぜなら、OPCはいろんな種類のフラボノイドが集まってできた「フラボノイド混合物」であるため、混合物として効果を発揮します。
そのため、抽出方法の違いによって、その品質に大きな違いが出るのです。
OPCの発見者である、ジャックマスケリエ博士は、
『正しい抽出方法を用いないと、混合物の一部を分離してしまい、OPCの効果を失う』
と主張しています。
実際に、各社のOPCの抽出技術の違いによるものなのか、製品中の有効成分も含有量も同じなのに、投与後の有効成分の血中濃度に違いが出たりしています。
どんなに素晴らしい作用をもった物質でも,体内にしっかり吸収されなければ、その能力をじゅうぶん発揮することはできません。
このように、
抽出技術によって、OPCの品質に大きな違いが生じるわけです。
しかし、それだけではありません。
製造技術によっても、できあがる最終製品に差が生じるのです。
松の樹皮から抽出したOPC成分は粉末状態のため、一般的にはぞうねん材などを用いて錠剤のかたちに固める必要があります。
しかし、ぞうねん材の正体は添加物そのものです。
からだにとって不要なものが加わるばかりか、製造技術の低い企業では、できあがる最終製品の品質にバラつきが出たりする可能性もあるわけです。
抽出技術が難しいOPC成分だからこそ、OPCサプリメントには高い製造技術も必要とされるのです。
てすから、正しいOPCサプリメントを選ぶには、
- 高い“抽出技術”を持っている企業の製品であること
- 高い“製造技術”を持っている企業の製品であること
がとても重要なのです。
マスケリエ博士が本物と認めるOPCサプリメントとは?
1947年のジャック・マスケリエ博士のOPC発見、抽出の成功後、マスケリエ博士はフランスのベルケム研究所と共同で、さらなるOPCの研究に取り組みます。
その結果、ブドウの種子から高濃度のOPCを抽出(ポリフェノール98%中プロアントシアニジン65%)することに成功したのです。
フランス海岸松の体内有効性が80~85%であるのに対し、ブドウの種子から抽出したOPCの体内有効性は、90~95%と非常に高いものでした。
博士が行った動物実験では、彼の抽出方法を用いて得たOPCが、動物の身体の構成要素になったことを確認しており,さらに、通常のブドウ種子エキスと比較しても、その吸収量には大きな差が生じており、これはマスケリエ博士の抽出方法により取り出したOPCが、体内への吸収率が非常に高いことを意味します。
そして、体内の有効性をさらに上げるために、フランス海岸松から抽出したOPCと、ブドウの種子から抽出したOPCをブレンドすることで、体内吸収率を100%に上げ、さらに100%残留物なしの特性を持つエキス(Real OPC)を作りあげたのです。
このReal OPCを用いて作られたサプリメントこそ、ライフプラスの『プロアンセノルズ(Proanthenols)』なのです。
ピクノジェノールやフラバンジェノール、エンゾジノールなど、フランス海岸松からOPCを抽出する技術は各社異なっています。
しかし、OPC発見者であるジャック・マスケリエ博士の抽出方法(フランス特許取得済み)を用いたものは、『MASQUELIER’s オリジナルOPC(マスケリエのオリジナルOPC)』として、彼の証明書付きでアメリカをはじめ世界各国で販売されています。
ライフプラスのプロアンセノルズも、マスケリエ博士のオリジナルOPCを用いて作られており、その証明書も発行しています。
この証明書は、ジャック・マスケリエ博士とベルケム研究所、そしてMASQUELIER’s オリジナルOPCを優先的に仕入れることができるINC社と正式に契約を交わし、嘘偽りなくMASQUELIER’s オリジナルOPCを譲り受けているという証明書なのです。
ライフプラス社のプロアンセノルズは、OPC発見者であるジャック・マスケリエ博士自身による抽出技術を用いて作られた本物のOPCを使い、さらに、ぞうねん剤などの添加物を使わず、30種類以上の果物や野菜、ハーブから抽出したファイトニュートリエントを含む植物濃縮液と、2種類の消化酵素を配合した、植物活性酵素『ファイトザイム』で作られています。
つまり、高純度のOPCと栄養素のみで作られた、安全で、質の高い、効果の期待できる抗酸化サプリメントと言えるのです。
まとめ
OPCの成分自体は素晴らしいものですが、「フランス海岸松エキス配合」とか、「ブドウ種子エキス配合」とうたっているサプリメントは、ただ単に材料をすり潰しただけ、もしくは、わずかな抽出加工をしただけで、実際に摂取してもOPCの体内吸収率は数パーセントにも及ばないかもしれません。
OPCはフラボノイドの混合物であるため、正しい抽出方法用いないと混合物の一部を分離してしまい、OPCの効果を失ってしまうのです。
だからこそ、
ジャック・マスケリエ博士の抽出方法を用いて抽出された、本物のOPCで作られた、サプリメント『プロアンセノルズ』
を選ぶべきなのです。
参考文献
- 『21世紀の生体防御物質OPC』
- フレグランスジャーナル社(刊)
バート・シュビッタース(著)
ジャック・マスケリエ(著)
佐々木 瞭(訳)
赤ワインで注目されているポリフェノール類OPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)は、血管の防御や抗コレステロール、強力なフリーラジカル捕捉効果(ビタミンCの20倍の抗酸化力)をもち、早期の老化に対処する21世紀の生体防御物質です。
本書では、OPCを発見した背景から、その構造、特質、人体への作用、豊富な臨床試験結果を明解に記述しています。
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