昨晩のNHK「ニュースウォッチ9」で、『増える認知症高齢者のホームレス化問題』について取り上げられていました。
増える認知症高齢者
認知症高齢者の数はどのくらいだと思いますか?
いまや全国の認知症高齢者数は、462万人にも上るそうです。
2014年9月時点の65歳以上の高齢者人口が3,296万人ですから、およそ12%が認知症高齢者という計算になります。
国民の4人に1人が65歳以上の高齢者、10人に1人が認知症というこの数字を聞くと、高齢化社会がますます進行していることを感じずにはいられないですよね。
自分が20代や30代の頃というのは、親も50代とまだまだ若く、仕事もバリバリこなす脂の乗った時期でもあったし、祖父母はすでに他界していたので、高齢化社会が進んでいると言われても身近な問題としてなかなか実感できなかったんですよね。
ても、さすがに自分が40代に入るといよいよ親も年金生活する世代になりますので、このようなニュースにもとっても敏感になります。
自分の親は認知症を発症していないか、田舎で一人暮らしをしていて、ある日突然認知症ホームレスになってしまわないか、と心配になりますよね?
そんなときは、東京都の福祉保健局が発行している、「自分でできる認知症の気づきチェックリスト」を活用してみましょう!
認知症高齢者のホームレス化の実例
番組に登場した認知症ホームレスの男性の一人は、以前は建設会社に勤め、会社の寮で一人暮らしをしていたそうですが、認知症を発症したことから退職し、寮を出てからそのままホームレスとなり、2年間の路上生活を送っていたところを自治体職員によって保護されました。
もう一人の男性は、40年間調理師として働いていましたが、退職後一人暮らしとなり、ある日アパートで水漏れ事故が起こった際、周囲の誰にも相談できず、そのままアパートを出て、その後ホームレスとなってしまったそうです。
この男性は途中、病院の医師や交番の警官との接触もあったにも関わらず、最後まで認知症だとは気付かれなかったそうです。
ホームレスとなった認知症高齢者の3つの共通点とは?
この二人に共通していたのは、
- 一人暮らしをしていたこと
- 相談する相手がそばにいなかったこと
- 認知症に気付いてあげる家族がいなかったこと
でした。
「独居老人」とも言われる、一人暮らしの生活を送っている高齢者の数もますます増えていますから、外出先である日突然認知症を発症したら、そのまま自宅に戻ることができずにホームレスになってしまうことだってあるわけです。
自分の母親も遠く離れた実家で一人暮らしをしているので、決して人ごとでは済まされないなぁと思い知らされる内容でした。
認知症高齢者の3つの特徴とは?
高齢者のホームレスで、認知症を患っている人の特徴は、
- 日付や曜日がはっきり言えない
- 自分の状況を説明できない
- 順序立てて考えたり、説明することができない
といったことがあります。
もし、自分の親に似たような兆候が見られるようでしたら、早めに専門医に診てもらわないとダメですね。
自分でできる認知症の気づきチェックリスト
東京都の福祉保健局では「自分でできる認知症の気づきチェックリスト」という10個のチェックリストを発表しています。
以下の10個の質問に対して、もっとも当てはまるところの数字を合計してみて下さい。
- いつもそうだ・・・4点
- 頻繁にある・・・3点
- ときどきある・・・2点
- まったくない・・・1点
- チェック①
- 財布や鍵など、物を置いた場所がわからなくなることがありますか?
- チェック②
- 5分前に聞いた話を思い出せないことがありますか?
- チェック③
- 周りの人から「いつも同じ事を聞く」などのもの忘れがあると言われますか?
- チェック④
- 今日が何月何日かわからないときがありますか?
- チェック⑤
- 言おうとしている言葉が、すぐに出てこないことがありますか?
- チェック⑥
- 貯金の出し入れや、家賃や公共料金の支払いは一人でできますか?
- チェック⑦
- 一人で買い物に行けますか?
- チェック⑧
- バスや電車、自家用車などを使って一人で外出できますか?
- チェック⑨
- 自分で掃除機やほうきを使って掃除ができますか?
- チェック⑩
- 電話番号を調べて電話をかけることができますか?
これら10項目のチェックリストの合計はいくつでしたか?
合計が20点以上となった場合は、認知機能や社会生活に支障が出ている可能性があるそうです。
自分の親が認知症じゃないかと心配になった方は、お近くの医療機関や相談機関に相談してみましょう。
※なお、このチェックリストの結果はあくまでもおおよその目安で、医学的診断に代わるものではありませんので、認知症の診断には医療機関を受診しましょう。
認知症に効果の期待できる栄養素
認知症に効果の期待できる栄養素は、神経伝達物質を作るのに必要な、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンEや、脳神経細胞の発達や保護に効果的な、DHA、EPA、レシチン、テアニン、カルニチンなどです。
また、高麗人参は脳の働きによいとされており、イチョウ葉エキスとビタミンB12を併用することで効果を発揮する卵黄コリンなどもおすすめです。
卵黄コリンとは、卵の黄身のリン脂質の主成分のことで、人間の体内ではほとんど合成できないため、食べ物やサプリメントで摂取するといいでしょう。
詳しくは、『認知症に効果の期待できるサプリメント』を参照下さい。
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