PMS（月経前症候群）に効果の期待できるサプリメントは？

PMS（月経前症候群）とは？

PMSとは、“Premenstrual Syndrome”の略で、“月経前症候群”という、月経の約1～2週間前から起こり、月経がはじまると消える、心とからだのトラブルのことをいいます。

おもな症状としては、下腹痛、腰痛、頭痛、イライラ、乳房のハリ、眠気などがあり、黄体期にホルモンのバランスが崩れ、さまざまな症状が一度にあらわれることがあります。

などの症状がある方は、PMS（月経前症候群）の可能性があります。

PMSには、排卵後の女性ホルモンの変化が関係していると考えられており、血液中のエストロゲン（卵胞ホルモン）が多くなり、プロゲステロン（黄体ホルモン）の分泌が少なくなるなど、ホルモンバランスの崩れが関係しているといわれています。

PMS（月経前症候群）は、ストレスによって悪化することがあるため、ストレスを溜め込まないようにすることが大切です。

食生活を見直すことも有効で、

などを積極的に摂るといいでしょう。

一方で、砂糖や塩分、アルコール、カフェイン、添加物などはなるべく控えるようにしましょう。

PMS（月経前症候群）に効果の期待できるサプリメントは、チェストツリーやブラックコホシュなどのハーブが有効です。

また、プエラリア・ミリフィカや、葛（クズ）の根部エキス、甘草（カンゾウ）の根部エキスには植物由来のエストロゲンとも呼ばれるイソフラボンが含まれており、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似た働きをしてくれます。

さらに、マグネシウムを積極的に摂取することで、PMS（月経前症候群）の症状を緩和することが期待できます。

チェストツリー: チェストツリーはハーブの一種で、“セイヨウニンジンボク”または“イタリアニンジンボク”とも呼ばれており、ヨーロッパでは月経不順や月経前症候群（PMS）の治療などに使われています。
ブラックコホシュ: 北アメリカ原産のキンポウゲ科サラシナショウマ属のハーブの一種です。根に含まれる成分がサプリメントとして利用され、更年期障害に伴う諸症状や月経不順を改善するなどの効果が期待できます。
プエラリア・ミリフィカ: タイやミャンマー北部原産のマメ科クズ属の植物です。女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持つ成分を含んでおり、ファイトエストロゲンと総称されています。タイでは、女性の豊胸（バストアップ）や美肌効果のあるハーブとして使われています。