- RDAとは何ですか？
- RDAとは、“recommended daily [dietary] allowance”の略で、アメリカのFDA（食品医薬品局）が定めた、1日に摂取すべき栄養素の量を表したものです。
これは、良い健康状態を維持するための量ではなく、病気にならないための最低必要量と言えます。
アメリカのサプリメントのラベルには、「% Daily Value」という表現の表示がありますが、これは各栄養素が、RDAを基準にした場合の何%に相当するのかを表しています。
日本の場合は、厚生労働省が定める「栄養所要量」があり、アメリカのRDAを参考に定められていますが、幾分少なく設定されているようです。
厚生労働省では、栄養所要量の定義を「国民が心身を健全に発育、発達させ、健康の保持・増進と疾病予防のための標準となるエネルギー及び栄養素の摂取量を、摂取対象別に1日当たりの数値で示したものである。」としています。
この所要量というのは「欠乏症状を起こさないために最低限必要な栄養素の量」を表したものですから、実際にこの程度の量をサプリメントで摂ったとしても、それは単に欠乏症を防いでいるだけで、免疫力や自然治癒力の向上にはつながりにくいことでしょう。
また、日本のサプリメントは、この所要量を基準に作られているため、アメリカのサプリメントよりも含まれる栄養素は少なくなりますし、そもそも栄養素はサプリメントの形で摂取しても、体内に100%吸収されるわけではないため、結果的に日本製のサプリメントから得られる栄養素はかなり少ないものとなってしまいます。
病気の予防を考えるのであれば、“アメリカのサプリメントを用いた攻めの栄養素補給”を行い、免疫力や自然治癒力のアップを目指すべきでしょう。
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