全身麻酔から目覚めた患者に、医者が最初に確認するのは腸の動きだった?

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先日、友人の内科の医師に、「腸」に関する興味深い話を聞きました。

それは、全身麻酔をかけて手術を行った患者さんに対し、術後に一番最初に確認するのはどこか?ということ。

その答えは、なんと「腸の動き」だそうです。

それほど、腸は私たち人間にとって重要な臓器でもあるといいます。

SF映画や漫画の世界では、人間の肉体部分が滅んでしまっても、脳以外の部分を機械に置き換えて何年も生き続ける、って話がよくありますよね。

それくらい脳は生命維持に重要なパーツだってことなんでしょうが、医者の側からすると、実は脳同様に腸も生命維持に重要なパーツだというんです。

どういうことなんでしょう?

腸は第2の脳なんて言われることもありますが、実際、脳死したとしても、腸は独立して機能することができるそうです。

司令塔である脳がなくても大丈夫なんですね。

反対に、腸が完全に死んでしまうと、脳の働きも完全に停止してしまうのだそう。

腸はからだのパーツの一部にしか過ぎないと思っていたら、実は生命の維持に関わるとても重要なパーツだったんです!

だから、全身麻酔をかけた患者さんの手術後に、医者が最初に確認するのは「腸がきちんと機能しているか?」ということらしいのです。

それくらい腸は大事な器官のひとつでもあるんですね。

幸せホルモンは腸から湧き出る?

腸が第二の脳として注目されるのに、幸せホルモンともいわれる脳内伝達物質「セロトニン」のなんと9割が、実は腸内(小腸の粘膜にあるEC細胞の中)で作られていたという事実があげられます。

セロトニンといえば、心の落ち着きやバランスを保ったり、幸せを感じたり、ストレスに対抗するためのとても重要な物質ですが、てっきり脳の中でそのほとんどが作られるものだと思っていましたが、そうではなかったんです。

腸と聞くと、脳とは一見無関係のようにも思えますが、脳と腸は神経でつながっていますので、決して無関係ではないのです。

この幸せホルモンのセロトニンですが、ほかにも睡眠ホルモン「メラトニン」の材料にもなることがわかっており、私たちの眠りの質にまで密接に関係しているんです。

そんな重要な物質であるセロトニンが、意外にも腸で大半が作られていたわけですが、腸が第二の脳といわれるのもうなづけますよね。

腸は生命維持にも、心のバランス維持や、質の高い睡眠にも関係している大切な臓器のひとつであり、私たちの「幸せ」を作ってくれていると言えるかもしれませんね。

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